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北欧・フランスのクリエイターのハンドメイド雑貨を販売するプチデコのブログ www.petitdeco.com
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トイレに飾られた絵
私達がこの家に引っ越してきたのが、去年の夏のこと。前オーナーは80才になるおじいさんで、この土地で生まれ育ち一度も引っ越さずに暮らしていました。彼は高齢になり階段を上り下りする生活が難しくなってきたことが原因で、老人ホームへ行く事を決めたのです。
確かにこの家の間取りはちょっと変でした。おじいさんが住んでいた時、1階は住居スペースとして使われてなく、(車がないのに)ガレージと物置き、そしてボイラー室があるだけで、2階にキッチンや寝室があったのです。これはもったいないと思いました。
私達は家の契約後、数ヶ月の大工事を経てガレージをキッチン&ダイニングに、物置をゲストルームにしたのでした。

そして最近になって、6平米ぐらいの小さなボイラー室を半分に区切ってトイレとシャワーをつけました。ゲストルームとつながっているこのスペースがあるおかげで、これからはデンマークと日本から家族や友人が遊びにきても、お互い気兼ねせず生活できるようになります。
トイレに飾られた絵_f0088464_6342348.jpg

とても小さいスペースなので統一感をだすために、壁と床をコンクリートで同じ色にしてみました。

数日前、友人がトイレから出てきて一言。「君の家にある絵、全部好きだけど、あの絵だけはどうもね。」。そうです、この壁にかかっているおじさんのデッサンのことです。確かに座っているとちょうど見つめられているような角度かも...
これはlasse åbergというスゥエーデン人の描いた自画像です。
彼は映画監督でもあり、絵描きでもあり、90年代にストックホルムの地下鉄のシートをデザインしたりマルチな才能を持ったお方。ミッキーマウスをテーマにちょっと意地悪なデフォルメされたミッキーを描き続けた人です。
私は、この空間にマッチングしてると思うのですが(というかここ以外にどこに飾ったらいいか見つからない)、好き嫌いがはっきり分かれるようです。

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by petitdeco | 2007-05-17 07:23 | パリの日常
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